CASES事例紹介
ブランド再構築からプロジェクトに参画。お客様参加型撮影で商品の訴求向上
- デジタルプロモーション
- クリエイティブ
- メーカー

課題
商品カタログの制作をしていた際に「ブランド紹介用webサイトを作りたい」と、お声がけいただきました。当時のwebサイトは、見た目、回遊性、スマホ対応など、旧式な仕様になっていました。また、掲載写真も古く、商品説明も不足していたため、商品自体は人気もあり魅力的なのにその良さが充分に伝わっておらず残念な状況でした。
新しいwebサイト制作にあたり、ただビジュアルや機能を一新するだけではなく、「誰に向けて商品を販売していくのか?」など、ターゲットの確認も含めた『ブランドの再構築』が必要でした。

解決方法
ターゲットにリーチし、ブランド価値向上を図るため、抜本的な見直しが求められていました。まずは、ブランド再構築としてターゲット設定を行い、誰に向けてアプローチしていくのかをお客様と共有しました。その上で、ターゲットの感性に訴えかけ、商品を魅力的に見せる手法を提案しました。
商品を身に付けて、一年を通じたライフスタイルシーンを何パターンも撮影しスタイリングやモデルは、商品を最もよく知るお客様自身が担当されました。また商品説明を分かりやすく掲載し、回遊性やスマホ対応などの機能性も向上させました。
完成したサイトは、お客様社内でも好評でインナーの活性化になったそうです。ブランドの再構築で訴求内容が明確になったことや、商品の着用シーンの撮影に対するこだわりなど、さまざまな要因の結果だと考えています。

具体的な施策1
ターゲットが自分事化しやすい商品訴求をするために、商品を身に付けた多くのシーンを提案しました。例えば、商品を身に付けたビジネスマンが、カフェで休憩しているシーンや、商品を身に付けた女性のライフスタイルを切り取ったシーンなど、一年を通じて、ターゲットと商品の関りをビジュアル化しました。
そのシーンに沿って、お客様自らがスタイリングをし、モデルとなって商品が一番魅力的に映るよう撮影しました。冬場の撮影でしたが、春夏秋冬のシーンだったため、ストーブで暖を取りながらお客様と弊社が一丸となってプロジェクトを進めました。お客様も協力的で、洋服、靴、小物類をスーツケースに入れて持参してもらい、物撮りも含めて200パターンの撮影にも帯同いただいたため、信頼関係が一気に深まったと思います。また、カメラマンは商品に詳しい方をアサインし、商品が最も魅力的に見えるように撮影するなど、現場全体がひとつになっていたと感じました。
その甲斐もあり、webサイト完成時にはお客様方に強い達成感を感じていただけたと思います。弊社は、お客様のご要望に対して丁寧で細やかな対応をさせていただくのが持ち味のひとつです。今回のお客様参加型の撮影をはじめ、案件ごとに様々なアレンジを心がけています。

具体的な施策2
ご依頼に対してターゲットを設定し商品内容を整理するなど、ブランド価値向上のための土台づくりからスタートしました。過去の販売方法をお伺いし、今後はどのような売り方を目指しているのかなど、ディスカッションを通じてターゲット、ブランディング、メインビジュアル、販促などの提案に落とし込みました。
お客様は、第三者目線で自社を俯瞰する存在として弊社を信頼していただけましたし、弊社としても「0から1を創ることに貢献できた」と自負しています。きめ細やかな対応と行動力、お客様の立場に立って最大限考えることが弊社の良さなので、それも喜んでいただいた理由のひとつだと思っています。

担当ディレクターからコメント
丸3日間に及ぶ商品撮影では、ご担当者さま自らモデルとなっていただき、多大なるご協力をいただきました。撮影中には、お客様のサービスの課題や商品に対する想い、時計へのこだわり、色んな話をお伺いし非常に感銘を受けました。その想いに応えたいと、カメラマン、デザイナーの制作チームが一丸となって臨み、無事に完成した思い出深いサイトです。ご担当者さまには本当に感謝しています。ありがとうございました。
担当:森本 香織