CASES事例紹介
老朽化したサイトを刷新。ビジュアルや設計で警備業界の魅力が伝わるコーポレートサイトに
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課題
前回のサイトリニューアルから約8年経過しており、その間大規模な改修を行っていなかったため、デザインをはじめ設計やコンテンツの老朽化が進んでいました。また、サイト運用についてもお客様のweb担当者がお一人で手掛けており、長年更新を続けていることによりサイト内の構成が複雑化し、管理しにくい状況でした。
webサイトを通じて、警備業界全体のイメージを向上させたいという目的がありました。警備業に携わる方々の意識を高め、かつ、未来の警備業界を支える人材が集いやすくなるよう、リクルート活動にも役立つサイトにしたいと考えていらっしゃいました。

リニューアル前のサイトデザイン
解決方法
第一印象を良くするため、まずはビジュアルを最新にするところから取り掛かりました。ただし、やみくもにデザインをご提案するのではなく、デザインを刷新するための方向性を探る調査から取り組みました。いくつかの調査結果から導き出された修正箇所をお客様と共有し、変更内容についてコンセンサスをとりながら展開しました。
また、セキュリティ対策やスマホ対応についても、やらなくてはならないと強引にせかすのではなく、調査結果を提示しながら、ひとつずつ根拠と紐づけてご説明しました。

リニューアル後のサイトデザイン
具体的な施策1
事前調査からキービジュアルがとても重要なことは分かっていました。ただし、キレイでカッコいいといった見た目だけをリニューアルするのではなく、警備業界ならではの意味付けが必要でした。警備業は、昼も夜も関係なく24時間稼働しています。また、街で見かける警備員の他にも、要人警護や貴金属輸送など多種多様な業務が存在しています。それらを表現するために様々な提案を重ね、その結果キービジュアルは街の景色を朝から晩まで動画で変化させながら、さまざまな警備業で活躍する方々の姿をくるくるとループするイラストで表現し、「昼も夜も、このキレイな風景を、社会を守っているのが警備業です」というメッセージを込めた案に決定しました。
サイト公開後、各方面から好評を得ていると伺っており、スタッフ一同喜んでいます。街の風景が時間と共に動画で変化するだけではなく、社会で活躍される警備員の方々の仕事内容を詳細にお聴きし、イラストで丁寧に表現したことが弊社ならではの取り組みだと思っています。

動画を用いて朝から晩まで街を守る警備業を表現したキービジュアル
具体的な施策2
一番重要だったのは情報の整理でした。まずは、お客様の方で取り掛かっていただいたのですが、情報が多いため、弊社も一緒になってコンテンツをまとめたり削ったり整理をして、全てのページのサイトマップを作り上げました。その結果、複雑化していた階層についても、リニューアル後は、TOPページから全てのページへ飛べるよう修正しました。警備業に携わる若い方々を意識し、スマホとの親和性も持たせました。
サイトリニューアルがおよそ8年間遠のいてしまった理由のひとつは、大量の情報を整理するのに大変手間がかかることです。情報が支給されるのをただ待っているだけではなく、弊社も一緒になって整理することで、お客様の手間が省け、かつ、弊社の警備業に関する理解が深まり、リリース後の補修・運用に役立っています。
弊社は、webサイトをただ制作する会社ではありません。モノを作り、ソリューションし、運用まで手掛けています。サイトリニューアルをハブにして、大規模プロモーション施策を展開するなど、webサイトを最適化し、お客様と共にサイト運営・継続に取り組んでいます。

情報整理のために作成したサイトマップ(抜粋版)
担当ディレクターからコメント
膨大な情報を整理することから始まったサイト改修でしたが、お客様のご協力に支えられ、無事に公開することができました。今後は、長期的な視点で、警備業の認知を進めるプロモーション活動のお手伝ができればと思います。本当にありがとうございました。
担当:森本 香織